このお仕事を始めたキッカケ。

私は、幼き頃からお洋服がとにかく大好きで、人に自信を持って「好きだ!」と言えるものはファッションだけでした。

 

小学生の頃から一丁前にこだわりが強く、周りの子と違うものが欲しかったし、一番派手で居たかった。

小学校の卒業式は、規定は無かったもののみんな無難なグレーやネイビーといった色のブレザーに関わらず、私だけ真っピンクのツイードセットアップでした。笑

 

授業を受けながら、

“あぁ〜朝目覚めたらお部屋にダンボールいっっぱいのお洋服があったらいいなぁ。”

“帰ったらママが新しい服を買ってきてくれてたりしないかなぁ。”

なんていつも考えてる小学生でした。

 

そんな私が漠然と服を作りたいと思い出したのは、高校生の頃くらいかな?

もちろん世には沢山の可愛いもので溢れていてお金を出せば満足のいくものは手に入るが、 自分の使えるお金では到底手が届かずに情報ばかり頭に入って実際に手にすることが難しかった。

人それぞれ満足に到る価値観は違うが、 私はとにかく上質で値段にふさわしい品質である事を求めてきた。

母からの”一生着れる物を選びなさい。”

という謎の教えから服を選ぶ基準は高かった。

実際に一生着れる服なんてないだろうに。

 

だが、お金を払いお店から家に連れて帰るお洋服達には一生私の元に居てほしい。

という気持ちで連れて帰る。

だからこそ、大事にするし、大人になった今も高校生の頃買った服はクローゼットでしっかりと存在を放っている。

流行も大事であり、TPOも、コスパも大事だ。 それぞれの選ぶ基準がある中、私は一生着れるもの。

流行でなく長く愛せるものを選ぶ。

 

皆さんはどうですか?